エシカルNEWS:トレードオフ~よりよい製品やシステムを生み出すために~

今回のテーマは「トレードオフ」

(参考サイト:https://www.asahi.com/sdgs/article/15099412)

みなさん、フェアトレ―ドという言葉は聞いたことがある、意味もわかる、という方が多いのではないでしょうか。

「トレードオフ」と聞くと“オフ”が付いているのでなにかマイナスな感じがしますよね。

ということで、トレードオフはこういったものになります

さて、質問にあるようにこの3つを行うとどんな犠牲・両立できない事柄が起こるでしょうか。

予測は合っていましたか?

なかなかこれを進めよう!と思っても、あとからこれが成り立たない、難しい、などいろいろと課題がでてきますよね。

それが「トレードオフ」なんです。

難しい課題だとしても解決できると新たな価値創造へつながる、というわけです。

一見難しそうなので会社とかでしか関係ないような話にみえますが、

実は日常のなかでも様々なトレードオフが起こっているんです。

こういうことあったな~!と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実はそれ、「トレードオフ」だったんです。

結構身近に起こることですよね。

さてほかの例も見ていきましょう

会社ではよく起こることだと思います。

良い商品を届けたくても、値段が高くなったり、かといって性能を落とすと妥協したものしか作れない・・・

なんとも難しい壁になりますが、どのように解決していけばいいんでしょうか。

①は用事がかぶったときの解決法になります。

②は仕事を同時進行で進めていてひとつに手が回らなくなった時、

③は先ほどにもあったように製品開発で機能とコストのバランスをどうとるか、です。

では実際にトレードオフを解決した企業の例をみてみましょう。

あるホテルの話です。

お客様の要望に最大限応えて、いいホテルになるため努力していましたが、長時間労働やニーズに応えすぎて社員が疲弊、高い離職率になり、トレードオフが発生しました。

解決するために施設を一新、宿泊料金をUP、ホテル自体の休館を行い社員の福利厚生を上げると、長時間労働や離職率の低下といった課題を見事解決できたのです

こちらは風力発電のトレードオフです。

発電できると同時に、バードストライクで鳥に被害、そしてぶつかる羽根もダメージを受けるため、トレードオフが発生していました。

そこで、新しい風力発電を開発!

見た目もすっきり、大きい羽根をなくすことで、バードストライクを減らすことに成功しました。

このように、一見、解決が難しそうなトレードオフも、どこかに解決の方向へ持っていける糸口があるはず。

難しい課題だなーとあきらめずに、

より充実した生活、ものを作るためにぜひ参考にしてみてください。